クエン酸

クエン酸と疲労回復効果

クエン酸は疲労回復効果があるとする見方と、ないとする見方があり、どちらを信頼して良いのか判別しづらいところがあります。ただし疲労回復効果はないとする見方であっても、それはクエン酸単独では疲労回復効果が認められているわけではないとするものであり、100%否定しているわけではないようです。 クエン酸の疲労回復効果を見極める実験は、血液中に乳酸を蓄積させるために、一定時間無酸素運動をしてもらい、ブドウ糖だけを摂取してもらった場合と、ブドウ糖+クエン酸を摂取してもらった場合とで、乳酸の消去率に違いが出るかを調べたものです。実験の結果、ブドウ糖とクエン酸を摂取した場合に、乳酸の減少に違いが認められたことからクエン酸には疲労回復効果があるとする見方が出てきたわけですが、否定派の意見としては、この結果はクエン酸だけの摂取ではなかったことを指摘しています。 生理学上の判断としては、クエン酸単独の試験ではなかったことから、クエン酸の疲労回復効果を決定づけるわけにはいかないのかも知れませんが、大方の見方として、乳酸を消去していることは認めても良いのではないかと思います。 昔から「梅はその日の難のがれ」と言われており、食後に梅を食べると、消化を助けて疲れを溜めないという昔の人知恵は間違っていることではないとも思われます。 またクエン酸は体をアルカリ性に保つ働きも認められています。疲れが溜まった夏場の夕食に酢の物や冷えた梅酒をいただけると、それだけで何だか疲れが癒されたような気分にもなれたりします。クエン酸の疲労回復作用は認めても良いのではないかと思います。